お客様と“つながる”ネットショップのLINE導線

〜売って終わりの時代は終わった。これからは「また買いたくなる設計」〜


はじめに:「売れた」けど「覚えてもらえなかった」

ネットショップを運営していて、こんな経験はありませんか?

  • 初回の注文はあったけど、それきり連絡がない
  • 商品には自信があるのに、リピートにつながらない
  • SNSのフォロワーは少しずつ増えているけど、売上には直結しない

実は、こうした悩みの多くは「お客様との接点設計」が弱いことが原因です。
せっかく買ってもらえたのに、その後に**“もう一度つながる仕組み”がない**ために、関係が切れてしまう。

そこで、今注目されているのが「LINEを活用した導線設計」です。
LINEは単なる連絡手段ではなく、個人でも使える「小さなCRM(顧客管理)」として非常に強力。
この記事では、ネットショップとLINEをつなげることで、どう売上や信頼が変わるのか、どんな導線を整えるべきかを、ステップ形式で解説していきます。


なぜLINEなのか?メールやSNSとは違う「密度の高い接点」

LINEが優れている最大の理由は、**「開封される確率が圧倒的に高い」**こと。

接点手段平均開封率特徴
メール約15〜25%迷惑メールに入りやすく埋もれる
SNS(Instagramなど)タイムライン次第アルゴリズムに左右される
LINE公式アカウント約70〜90%通知が直接届く・未読でも目につく

しかもLINEは、お客様が「トークで問い合わせできる」安心感も持っているため、
ネット越しでも距離が近い“信頼されやすい接点”になります。


ステップで理解する「LINE導線設計」の基本

それでは、ネットショップにLINEを取り入れるための導線を5つのステップで見ていきましょう。


①「買ったあと」にLINE登録してもらう導線をつくる

多くのショップがやりがちなミスは「買う前にLINE登録させようとすること」。
実は、LINE登録されやすいのは購入直後のタイミングです。

✅ 活用場所の例:

  • BASEやSTORESの「購入完了ページ」にLINE登録リンクを表示
  • 購入後メールに「LINE登録で次回10%オフ」と記載
  • 同梱チラシにQRコードを記載してLINE追加を促す

「このお店、また使いたい」と思った瞬間にLINE登録してもらえるよう、最も反応が高いタイミングでの導線設計がカギです。


② LINE登録後の「歓迎メッセージ」で“次の行動”を促す

LINEに登録されたあと、そのまま放置していませんか?
何も案内がなければ、お客様は「何のために登録したんだっけ?」と離脱します。

🎉 あいさつメッセージ例:

ご登録ありがとうございます!

🎁 次回使えるクーポンはこちら  
🛍 商品一覧を見る  
📩 お問い合わせもこのLINEでOK!

ご不明な点があれば、いつでもご連絡ください✨

ここで「何ができるLINEなのか」を明確に伝えることで、登録後のアクション率が大きく変わります。


③ 「ステップ配信」で“売らずに伝える”関係づくり

ステップ配信とは、LINE登録からの経過日数に応じて、自動でメッセージを送る機能です。

📅 例:ステップ配信のスケジュール(ハンドメイド雑貨店)

  • 登録直後:「ご購入ありがとうございました!LINE限定クーポン🎁」
  • 2日後:「商品のこだわりポイントをご紹介」
  • 5日後:「再入荷アイテム&人気商品ランキング」
  • 7日後:「レビュー投稿で次回割引プレゼント」

セール情報を押し出さなくても、「このお店いいかも」と感じてもらえる自然な設計が可能です。


④ 「リッチメニュー」で再訪を促すスマホUIを設計

LINEトーク下部に固定表示される「リッチメニュー」は、お客様にとってのナビゲーション。

🚪 リッチメニュー例:

ボタン誘導先
🛍 商品一覧ECサイトTOPページや特集ページ
🎁 クーポンLINE登録者限定クーポン一覧
💬 お問い合わせ自動応答または手動返信導線
📰 新着情報新商品・再入荷のお知らせページ

見た目にも「整ってるショップだな」という印象を与え、信頼性アップにもつながります。


⑤ LINE限定企画で「買い続ける理由」をつくる

一度買ってくれたお客様に、また買ってもらうためには“きっかけ”が必要です。

💡 おすすめのLINE活用施策:

  • 毎月限定の「LINE限定割引クーポン」配信
  • 抽選キャンペーン(LINEの公式機能で可能)
  • 新作先行案内(リピーター向けタグ配信)
  • 購入回数に応じた特典(LINEショップカード)

特別感やリズムがあると、「またこのお店から買いたい」という心理が生まれやすくなります。


LINEを使い始めた個人ショップの変化例

「クーポンだけでなく、レビュー投稿のお礼をLINEで送るようにしたら、返信が来たり、2回目の購入につながることが増えました」(BASE運営・アクセサリー販売)

「商品数が少ないうちからLINEを始めたけど、育ててきたお客様が今もリピーターになってくれています」(STORES・セレクト雑貨)


まとめ:売るために、つながる。“また買いたい”は設計できる

ネットショップでリピーターを増やすには、商品の魅力だけでは足りません。
大事なのは、お客様と「つながり続ける導線」をつくっておくこと。

LINE公式アカウントは、

  • 一度買ってくれた人とまたつながる
  • こちらから情報を届けられる
  • 問い合わせ対応も簡単になる
    という、個人ECにとって最適な“お店の第二の顔”になります。

「売って終わり」から「つながってまた買ってもらえる」導線設計を、
まずはLINEの基本導線から整えていきましょう。